ハローワークまっぷ

失業と休養

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早く再就職を

雇用保険、失業手当などが十分ではなく、また貯金や退職金などの準備も不足していれば、あまり選択の余地はなく、少しでも早く日銭が必要となるでしょう。時にそれは再就職といえるものではなく、アルバイト、とりあえずの生活費のために・・・ということもあるでしょう。
年代が上だと、応募の書類を次々と送っても、面接までも至らない、そんなことも続くかもしれません。精神的にもかなり辛い日々が続きます。
ハローワークは利用する人のアクセスの利便性を考えた場所に設けられていることが多いでしょう。ビジネス街、あるいは繁華街、商業施設などにハローワークはあります。スーツ姿の人々、買い物を楽しむ人々と、仕事のない自分を比較すると、ともすれば気持ちが悪いスパイラルに向かいそうになります。自分が、どんどんダメな奴に思えてしまうかもしれません。

中期と覚悟を決めて

管理人の場合は、同じ業界で同じ仕事への再就職はかなり難しいと自分でも自覚していました。雇用保険の失業給付は 180日プラス個別延長給付60日でした。同じ業界、同じ仕事にこだわらずに、広い視野で再就職を探すつもりで、それなりの時間が必要であることを覚悟しました。必要な準備、勉強などを開始し、規則正しく毎日を送りました。
規則正しく生活するには大事な要素もあって、もう一度再就職を必ずするのだから、不規則な生活をすれば、辛くなるだろう、必ず就職するのだから自堕落な生活はしないぞと、自分を励ます、自分を保つための対策のひとつでもありました。

休養を適宜

後ろ向きに考えない、前をみていく、そんなことを自分に言い聞かせてきましたが、やはりそれでも、疲れたぁと思うこともあります。休んでいる場合じゃないだろ!と罪悪感みたいなものを感じないわけではありませんが、短期であればともかく、1か月続くと、疲労感が蓄積してきます。
休養のために、たくさんの費用をかけることは、入ってくるお金と貯金の残高を考えるとなかなかできません。管理人の場合は、近所の銭湯にいって大きな湯船で長時間過ごすのを楽しみにしました。それまで銭湯など利用しなかったのですが。月に1,2度だったと思いますが、ささやかながら贅沢をした気分になれました。

勝たねばならない戦い

再就職に向けての戦いは、中高年であれば、人生でもなかなか厳しい戦いですが、あきらめるわけにはいかない、勝たねばならぬ戦いの一つだと思います。勝つためには、考えること、あきらめないこと、努力することは当然なのですが、自分が元気でいること、気力を失わないこと、疲れすぎないことも大事なことだと思います。再就職が短期で決まらない時は、適宜休養をとることも、ハローワーク生活に取り入れたほうがいいでしょう。
少し先に再就職ができた身の管理人ですから、こんなことを言うのをお許しいただきたいと思います。
「会社都合の離職、リストラでも、いじけず、すねず、挫けそうでも立ち上がって、困難な再就職を家族のために目指す中高年のおじさんは、カッコいいです。目がかすみ、肩が痛み、足腰に力がはいらず、髪が薄くなり、肌に艶がなくなった失業者の親父でも、条件の悪い厳しい戦いとわかっていても、それを戦い続ける意志があるオジサンは、凛々しいです。そして立派だと思います。」
それゆえに、戦いを続けるために、時に自分を休ませて欲しいと思います。