裏ハローワーク
裏ハローワークという言葉が一人歩きしています。当然、ハローワークを管轄、運用する厚生労働省、労働局とはまったく関係がありません。
裏ハローワークというちゃんとした何かがあるわけではなく、非合法、犯罪スレスレ、あるいは犯罪そのものの場合もあるでしょう。犯罪を仕事・・・というには抵抗感があるのですが、そんな非合法な行為に、今困窮している人を、なにがしかの対価と引き換えに、引きずり込むような人々のことを言うようです。
コンプライアンス
企業が、従業員へのコンプライアンスの遵守を求める際、一番、わかりやすい表現として引き合いに出されることがあります。「今、あなたが行っていることを家族に話せますか?配偶者に、子供に、親に、ストレートに話せますか」
住宅ローンや借金に追われて、裏ハローワークと言われるような行為に手を出す前に、そのことを家族に話してみませんか。もしその行為をしなければ、住んでいる家を失うかもしれません。そんな状況も話してみませんか。まっとうな神経をもつ家族であれば、仮に家を失い、自己破産や任意整理をすることになっても、犯罪者の親や配偶者、子供を持つよりは、ずっといいと思うでしょう。
失業して収入がない状態が続くと、再就職が思うように進まないと、少し判断力が狂ってくることもあります。一時の気の迷いで、取り返しのつかないことをしないでほしいと思います。
真面目なだけでは
正論や正直で真面目なだけでは、生きていきにくい世の中かもしれません。管理人もハローワークを利用する失業者になって、いろいろなことを考えました。
それでも管理人の結論は、裏ハローワークのような行為をするよりは、まっとうな範囲で頑張り続けて、それでもダメなら自己破産、任意整理をしよう。恥ずかしくて同じ土地には住んでいられないかもしれない。でもマイホームや財産と言ったところで、お墓にまでは持っていけないし使えないんだ。それよりも、もういい年なんだし、あんまり自分を嫌いになるようなマネをするのはやめておこう・・・です。
現在、管理人は失業者ではありませんが、このご時世です。けして生活が楽なわけじゃありません。おいしい話なんてありません。収入を増やすために知恵もエネルギーも使わねばなりません。それでも、裏ハローワークなどで、非合法なことをするよりは、ずっといいんじゃないかと思います。
もし、今、裏ハローワークがどこかにないかと探しているようなら、もう一度、落ち着いて考えてみて欲しいと節に願います。