ハローワークまっぷ

失業 リストラのストレス

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最初のころに

一般的にですが、失業、仕事を失い生活の基盤が不安定になるのは、大きなストレスであると言われています。勿論、納得できる話だと思います。
今にして思えばの話なのですが、管理人がハローワークに最初に行った頃は、疲れ果てた顔をしていたのではないかと思います、会社都合による離職、失業であったことも大きな要因ですが、その前の数年の経緯も含め、気持ちの上では、ボロボロになって、雇用保険、失業手当の手続きにハローワークに足を運びました。しかもそのことに、つまりストレスでボロボロになっていることに、自分でも気が付いていなかったのです。
管理人の世代にとっては、ハローワークは職安で、そこにいくということ自体も、気が重いことでした。

ハローワークの職員が優しくて

疲れていた管理人にとっては、初回のハローワークの総合受付や、雇用保険の受付の年配の女性たちの応対は、ありがたいものでした。こちらも年相応に礼儀正しくふるまっていましたが、前後の世代が若くて、やや横柄な人たちと、扱いを変えてくださったのが、よくわかりました。勿論、そのことが、再就職やお金のことの何かの役には立ちません。しかし、疲れていた管理人には、こちらが尽くした礼に、気が付いて応じてくださった、自分にはまだ、社会的なコミュニケーションを行える、人と意思や気持ちを通じさせることができるのだ・・・などと、嬉しかったことを思い出します。自分が失業者になる、社会から必要とされていないゴミじゃないかとも思ってしまいそうになっていました。今だからこそ、当時、本当に疲れていたし、物事について悲観的になりがちだったのだと気が付きます。

時間を切って休む

結局、失業の離職のショックはやはり大きく、管理人は、時間、期間を区切って休むことにしました。家内のアドバイスもあったのです。とにかく一度しっかり休んで気持ちを切り替えたほうがいい、と。そこで1週間だったと思います。ひとりでいろいろ考える時間を持ちました。けれど、それだけで整理なんてつきませんでした。それは休む前からわかっていたことでもあります。それでも、この自分で決めた期間が終われば、忘れることができなくても、とりあえず放置しておくんだと決めていました。これから困難な再就職活動に向かう前に、退職するまでに使い果たした気力、気持ちを休ませるだけでも、きっと違うだろう。とも思いました。自分を言い聞かせるセレモニーともいえるかもしれません。
会社都合での失業や離職、リストラは、マジメに、長い年月奉職してきた人ほど大きくて当然だと思います。忘れることは難しでしょう。管理人も忘れることはできません。再就職した今でも、前職の最後の数年のことは思い出したくはありません。しかし、とりあえず心に棚をつくって、その気持ちは棚上げしておいて、次のことを始めることも大事なことじゃないかと思います。