内職と在宅ワーク

インターネットを見ていると、時々、ハローワークで内職の紹介や斡旋をしているような表現の文章をみかけることがあります。ハローワークは、公共職業安定所として、雇用、採用などに対応する労働局の管轄にある役所です。内職や在宅作業という形態は、労働基準法などの適用の範囲外になっています。ハローワークで、内職の紹介がないのは、そういったことが理由なのかもしれません。縦割りの行政といえば、その通りなのですが、ないものを求めても無駄なことでしょう。

ハローワークで内職や在宅ワークを紹介してもらえないとなると、どこでみつけたらいいのでしょうか。ひとつはネットでの募集を見つけることです。ですが、高額な初期投資を求めておきながら、実際には仕事がなかったなどの詐欺のような在宅ワーク、内職の話もあるようです。最初に「いくらかお金を出せ」という話には十分に注意しましょう。できれば周囲の人に相談してから決心してもいいかもしれません。おいしい話はそんなにあるとは思えません。
管理人自身は、内職の経験はありません。在宅ワークの経験はありますが、それはある特殊な技能を前提としていましたし、かなり特殊な例だと思います。ハローワークは勿論、自治体やネットでもない話だと思います。
内職で、「誰にでも簡単に自宅でできて、たくさんお金がもらえる楽なお仕事」があるなら、管理人もぜひやりたいと思います。きっと、そういうおいしいお話の多くは、何か理由があるんじゃないかと思います。
でもあまり大きなお金にはならないけれども、指や肩が疲れてしまうキツイア仕事でっも、そこそこ確実な内職や在宅ワークなら、見つけることもできるでしょう。内職を時給に換算すれば、けして良くはないでしょう。事情が許せば働きに出たほうが、パートでも、そのほうがお金にはなるのはわかりきった話です。しかし、それができない事情の場合もあるでしょう。

自治体、市町村にもよるのですが、内職や在宅ワークの斡旋や紹介をしている役場があります。管理人が在住している東京の区役所には、内職の紹介窓口が設けられています。内職や在宅という形態でしか働けないのには、様々な理由があることでしょう。子育て中であったり、介護を必要とする人が家族にいたり。そういった福祉の面も、それぞれの自治体の業務です。ハローワークではなく、そういった面もあわせて、内職も含めて、それぞれの自治体に相談にいくのもひとつの方法です。
また、それぞれの自治体とハローワークと共同で運用する「ふるさとハローワーク」という地域密着の施設あります。名称が様々ですが、自分の住んでいる市区町村を確認してみてもいいでしょう。
内職を探す状態の方のことを考えた時に、重要なことは、ひとりで悩み続けないことだと思います。相談したからといって、決定的な魔法のような解決方法が得られることは少ないと思いますが、案外、ぱっとしない話のほうが将来性があったりもするでしょう。また自分だけで悩んで考えていても、あまりいいことはないと思います。
管理人は、失業中、ハローワークの職業相談で、直接の問題の解決にはならなくても、気が付かせてもらったことが何回もあります。