ハローワークまっぷ

内定式

電車に乗ると

管理人は、東京在住です。10月1日、いつもの地下鉄の駅に行くと、駅前で小学生たちが、赤い羽根共同募金をお願いしますと大きな声で呼びかけています。そうか、10月か。暑い夏で、スーツの上着をなんだかんだで省略していましたが、10月になるとそうもいきません。一応は、客先には持っていかねばなりません。
さて、少々、暑いと思いながらも電車に乗るといつもと何かが違う人種がいます。最初は、何だかわかりませんでした。お客さんの会社に打ち合わせに行くと、やっと得心がいきました。「内定式の会場はこちら」
あぁ、そうか。内定式か。それで、何かスーツが浮いた男女が多数乗車していたのか。

内定式

とりあえず、この就職難のご時世、10月1日に内定式に出席できた若者は、新卒のどれくらいの割合なんだろう。そんなことを考えます。逆に、この時期でも、内定のない新卒たちは、心もとなく、そして不安な日を送っているんじゃないかとも思います。
管理人は、自分が中高年のリストラ失業者という立場で、ハローワークを利用することtになるまで、そんなことに想いがいったことはありません。職務の中には、採用、選考する側としての業務もあって、使えそう、将来に期待が持てそうと、バッサバッサと選び、落としていく立場でした。自分が、いい歳になって、選ばれる側、履歴書や職務経歴書の書き方に頭を悩ます経験をして、何やら、そんなことが気になるようになりました。
何となく、考えてしまうようになったのは、新卒のことばかりでもありません。障害者雇用のこと、非正規雇用のこと、子育てと仕事の両立、外国人であることを理由に、非人間的な扱いをする違法な雇用の問題。一方、生活保護や失業保険の不正な受給。自分がハローワークというものを利用するまで、ほとんど関心のなかった事柄、ニュースに耳を傾けていることに気が付きます。
10月1日に、浮いているスーツも、4月に入社して、2,3か月もすると馴染んでしまうから不思議なもんです。SNSで言ってる人がいました。「俺はもう新人じゃないんだぜぇ?ワイルドだろぉ?」と思うからだ・・・と。何となく納得しましたが、まあいいじゃないですか。たくましくやってほしいもんです。3年でニートのスネカジリにジョブチェンジしないように願いたいものです。