クラウドワーカーになるまで うつ病と地方
2013年の夏頃、10年務めた会社を退職しました。原因は、うつ病になったことです。会社を辞めれば、症状も回復すると考えた私は、直ぐに転職活動を始め、運よく一月後には再就職が決まりました。ですが、うつ病に罹患していた私は、自分自身を冷静に考えることができない状態だと理解できていませんでした。そうして再就職した会社には、電車に乗るのが怖くなり、すぐに行けなくなりました。それでも、冷静さを欠いていたことと、生活のために、その一月後には再々就職をしました。家族の献身的な支えもあり、続けられるかと思っていましたが、そこも3か月ほどで退職しなければならなくなりました。そこで、やっと気づけました。自分の健康を取り戻し、ゆっくり社会復帰をめざそうと。そんなときに出会ったのが、クラウドワーカーという職種です。仕事柄、イラスト作成や写真加工、商品デザインをしておりましたので、こつこつとマイペースに仕事を始めることができました。また、最後の仕事を辞めてから、地方の実家に戻ったこともあり、就職先は少なく、スキルを活かせる仕事はほぼゼロに近くなったことも理由の一つとしてありました。現在の転職は、様々な選択ができます。私のように、病気を抱えている人も少なくないと思います。努力はもちろん必要ですが、無理や困難な壁を超える必要はないとも思います。自分に合った転職をすることこそ、転職なのだと、今、思っています。
Q_bak(30代女性)
時期:2013年夏頃~現在
趣味が実益になる案件
産休取得をきっかけに、複数のクラウドソーシング会社に登録して、お小遣い稼ぎをはじめました。たまたまチェックした会社の案件で「都内の観光スポットの写真を撮ってきてほしい」という内容がありました。私的な趣味のひとつに、関東近郊の寺社・庭園や観光名所のお散歩ウォーキングがあり、これはまさに自分の向きの案件だと思いました。そこで、JRの都区内1日乗車券を買って、朝9時から夜5時まで歩き続けて指定スポット9か所の写真を納品しました。報酬は約4500円で電車賃やらの経費を引いたら、ごくごくわずかなものです。ですが、ウォーキングという趣味のついでに撮った写真が何かの役に立ち、お金になるのであれば、これは大変嬉しいことです。まめにクラウドソーシングの案件をチェックしてみると、自分の趣味や経験が活かせる意外な案件があったりします。興味がわいたら試しに登録してみると良いと思います。
By オカベユキ30代女性
時期:2015年4月
産休中に在宅ワークをはじめました
IT会社の正社員として勤めていましたが、出産を控えて、予定日の2か月前から産休に入りました。それまでは、朝七時半から夜八時・九時くらいまで残業をするワーカーホリックぎみの生活だったのですが、いきなり産休の無職状態になり、毎日やることがなさ過ぎて軽くうつ状態になりかけました。また産休中は給与の支給がないため、伴侶からお金をもらい、お小遣いとして使うことに罪悪感を抱きました。そこで始めたのがクラウドソーシングの在宅ワークでした。複数の会社に登録し、簡単なライティングやアンケートを中心にこなすようになりました。案件をこなして、ほんの少しでもお金が入ってくると、一日を無駄にしていないという安心感が生まれました。身体的な事情で外で継続的に働くことができないとき、在宅ワークは、お金を得る手段となり、社会とつながる窓口にもなるのだと思いました。
By オカベユキ30代女性
時期:2015年3月
在宅ワークを探しているときに体験したこと
子どもが親の手を離れ、自分の時間が持てるようになったので仕事を探していました。ですが、都合で自宅を開けるわけにはいかないので、在宅ワークを探していました。ハローワークに登録したのですが、全く反応が無かったので、ネットで良さそうなところを探し、資料請求をしました。すると、後日電話がかかってきて、仕事内容や登録に関することなどを聞いたのですが、登録料を請求されました。「途中で仕事を投げられると困るので、それに対する補償金と思ってください。半年後に半額、1年後に全額お返しします」と言われたのですが、どうしても納得いかず、「普通の企業に勤めるときに金銭を要求されますか?そちらは普通の企業では無いのですか?」と問い詰めたところ、「今回は無かったことに」と言われ、被害を受けずに済みました。少しでもおかしいと思ったら、自分が納得するまで話しを詳しく聞き、それでもおかしいと思ったら契約辞退しないと、被害を受けるのは自分なんだということを改めて実感しました。
By carot30代女性
時期:2013年4月頃。
在宅ライターの内職について
その当時私は一人暮らしの学生で、生活費をかせぐためにバイトをしていました。しかし、体調をくずして外で働けなくなってしまったので、はじめたのが在宅ライターでした。よく、好きな時間にお金を稼げる!などといわれますが、現実そんなに甘いものではありません。特別なスキルが無い分、学ぶ必要があります。しかし、そうして学んでいくうちにいろいろなスキルが身につき、できることも増えていくので、在宅で食べていこうと思う方は工夫をしながら積極的にがんばってもらえたらと思います。
るー(20代女性)
体験・経験の時期:2013年頃から現在にかけて