在宅での仕事はメリットもデメリットもある
結婚するにあたり、長年勤めた設計事務所を退職。その後「自宅で図面を書かないか」と会社から誘われ、外注委託という形で仕事を頂けることになりました。新しく移り住んだ慣れない土地で就職活動をする手間もストレスも無く、良く見知った相手と慣れた仕事をそのまま家で出来るというのは大変有難かったです。雨だろうが雪だろうが通勤が無く、納期を守り仕事をきちんと仕上げさえすれば、仕事中に少し長い休憩を取ったり、おやつを食べたりしても誰にも咎められず自由に働けるのは在宅仕事の魅力だと思います。ただ、事務所で働いていた頃と違い、電話やメールの向うの繁忙具合などが見えないので、納期がかなり厳しい物件を引き受けた時など、実は会社の方は予定に余裕がありヘルプをお願い出来る状況だったのを知らず、自分一人で無理をして納期はなんとか間に合せたものの体調を崩したり…なんてこともあったので、予定や進捗は特に細かく担当者と打ち合わせたり報告したりするようになりました。家で1人で作業しているとき、昼休みなどに愚痴を言い合う同僚も無く、時々寂しくなる事もありますが、会社員であった頃に苦手だった後輩の教育や雑用に追われる事も無く、ただ純粋にひたすら作図だけが出来るという環境はかなり気に入っています。報酬額や単価の交渉は、値切ってくる相手との攻防も当然自分で対応しなければならないので、結構ストレス溜まりますけどね。でも、誠意をもってきちんと仕事を仕上げれば、その分お金になりますし、あなたに任せれば安心だと言って頂けるのも励みになりました。
文鳥大好き(30代女性)
時期:2010年頃
文鳥大好き(30代女性)
時期:2010年頃