転職と求人

転職を考えだした、まだしっかり意志が固まっているわけではないけれど、どんな求人があるのか知りたい・・・という程度であれば、まずはハローワークインターネットサービスを使って、全国の求人情報を閲覧することができます。ハローワークインターネットの求人情報を閲覧するのに特別な登録はいりませんから、匿名のままで、どんな仕事、求人があるのか感触をつかむことができるでしょう。
また、検索範囲は全国が対象ですから、iターン、uターンなどで、都会から田舎への転職、あるいは田舎にいて、都会の求人はどうなんだろう・・も見ることができます。尚、田舎への就業、転職は専門のコーナーなどがあるハローワークや、農業、漁業、林業などについて特別なコーナーを設けているハローワークも各都道府県にあります。自分の行ったハローワークで職業相談の折に、聞いてみるといいでしょう。

転職の支援をするのは、ハローワークだけではありません。民間にも無料のサービスがあります。しかし無料とはいえ、民間のサービスはビジネスです。ハローワークと違い、税金で運用されているわけではありません。ハローワークは、意志がある人には、利益を無視して雇用の安定のため支援をするのが仕事ですが、民間の場合は、その転職希望者に可能性があるか（商品価値があるか・会社の利益になるか）も当然考えられます。しかし転職を考える際、自分の売値、市場価値は重要な要素です。民間の転職サービスなどに登録すると、自分の価値、値段について、ひとつの見方を提供してもらえることになります。管理人は３０代前半は、「ぜひ転職しましょう」（=つまり転職会社に手数料ガッポリ） と言われていましたが、年齢が高くなると、「転職やめときましょう」になってきました。（＝手間かかるし、大して高く売れない、割にあわない）自分を知ることも大事ですから、ハローワークの求人検索と並行して、登録だけでもしてもいいでしょう。

民間の転職会社がこれだけあるのだから、ハローワークの職業相談や紹介は無駄な事業であるという議論もありました。利用してみての感触ですが、民間には民間のメリット、ハローワークにはハローワークのヨサもあります。民間に紹介料を払うお金を控えたい規模の企業もあるでしょう。お金はあっても、強い意志のある経営陣だと、民間の就職会社が嫌いであるとハッキリしている会社もあります。仮にそういった会社でも、仕事さえあれば・・という求職をすることだってあるし、人によって様々な理由や事情があるはずだ、ハローワークの職業紹介は意味のある事業だと、今の管理人は思うのです。これについては、別に「ハローワークの有用性」としてまとめて書いてみようと思います。