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セクハラと離職票

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セクハラ 離職票

ハローワークまっぷ の運用をしていて、時々アクセスログを見ると、管理人が予想していなかったキーワードで訪問してくださる方がいます。「セクハラ 離職票」で検索してくださったようなのですが、ごめんなさいです。これについては、たいして書いていなかったので、少し書き足しておきましょう。
結論としては、セクハラで退職することになれば、これは「会社都合」での離職になります。離職票にも会社都合としてもらう(させる)べきです。

とはいえど

とはいえど、会社が「はい、セクハラを見過ごしてました。そういう事実がありました。お辞めになって、至極ごもっともでございます」と、すんなり認めるケースは少ないでしょう。
男女雇用機会均等法が施行され、会社には、セクハラ相談窓口を設置しなければいけないのですが、実際これが、どの程度機能するかは、まだまだ道半ばかもしれません。
さらには、義務とされていても、設置していない会社もありますし、設置しろと、労働組合や職場の仲間と騒ぐのも大変かもしれません。
在職し続けようと思えば、あまり事を荒げたくいないのは、日本人の国民性かもしれません。しかし、退職まで意識しているなら話は別です。他の記事で書いていますので詳しくは省略しますが、会社都合と自己都合では、雇用保険の失業手当、国民健康保険、国民年金などの減免で、大きな差が出てしまいます。次の就職がしっかり確保できていれば、大きな問題ではないのですが、退職してから仕事を探すとなれば、ここはしっかり押さえておきたいところです。セクハラの事実は記録、証拠に残したいところです。
退職してもいいやと思っているなら、労働局に話をもちかけましょう。あの手この手を教えてくれます。慰謝料も含めて戦う意志があるなら、無料相談のできる法テラスもあります。
一人で悩んで、泣き寝入りだけはしないようにしてほしいと思います