無資格、未経験でも掴み取れた採用 ハローワークに長蛇の列

専門学校を中退して、何一つ資格や技術、仕事の経験を持っていない状態でした。不況から失業者でハローワークに長蛇の列ができている時期で、就職それ自体が難しい時期。頼れる者もなく、送っては返されるだけの履歴書や職務経歴書を受け取るだけの毎日で、その一つ一つに溜め息を吐くだけでなく、とにかく何故不採用になったか、どういった内容であれば好印象を与えることができるのか、今の自分が採用担当者に与えることのできるメリットは何か、一つ一つ具体的に考えるようにしました。面接についても振り返りと反省、どういう受け答えが求められているかひたすら検証を重ね、百社以上の不採用に対してそれを行い続けたことで、ある時を境に相手の反応が良くなっていき、採用を取ることができるようになりました。不採用が続くことはとても辛いことですが、一つ一つを辛いだけで消化せず努力し続けることの大切さを感じました。
けんとし(20代男性)
体験・経験の時期：2005年ごろ

新卒で入った食品会社の営業職を２年で辞めました。少しゆっくりしてから転職活動をしようとのんびりしていたのですが、「前職中、自分には何が足りなかったか？」自問自答しているうちに、のんびりしてはいられないと思いました。すぐにパソコンスクールへ通い基本的な知識を学び、「失業保険を貰いだしたら動こう」と思っていた転職活動を開始、ハローワークの早期就職支援を受けました。自信が持てなくて辞めてしまった前職、何も取り柄が無く履歴書・職務経歴書に何を記入していいのか分かりませんでしたが、担当の人と前職の話しをしながら自身の良い点を沢山みつける事ができました。それでも世間は厳しく、私の書類はなかなか通らず、ハローワークの担当の方に弱音を吐いてしまいました。それでも私の気持ちを親身に受け止めてくれ、励ましてくれました。そして一社、本社面接まで辿りつくことができ、見事採用されて事務職の仕事に就くことができました。
スコア(30代女性)
体験・経験の時期：2005年の4月頃

私は一年で仕事を辞めたため、ハローワークに通っています。初めて仕事をやめたため、右も左もわからず、失業の仕組みも年金や保険についてもぜんぜんわからず、迷っていました。そうすると、窓口の方が案内してくれて、説明してくれるひとのところまで案内してくれました。話を聞いても、ぜんぜん意味がわからなくて、家に帰ってから親に何度も説明を受けました。漢字の羅列ばかりで、何の意味もわからなくて、社会に対する不安ばかりです。明日もう一度ハローワークに行きたいと思います。
かぬかな(10代女性)
体験・経験の時期：2015年4月頃

学生のころはマイナビやリクナビに登録して、エントリーシート出して、面接しての繰り返しをしていました。でも社会人になってから考えてみると、やりたい仕事が決まっているなら、わざわざマイナビやリクナビを利用しなくても、ハローワークを利用すればいいことに気がつきました。学生のころの視野の狭さを感じます。ハローワークで探したほうがブラック企業を選ぶ確率も減ると思います。やりたい仕事と場所が決まっているなら、ハローワークのほうが仕事を見つけやすいです。
あたあた(20代女性)
体験・経験の時期：2012年3月ころ

私は三月で仕事を辞め、6月から失業をもらいながら、職業訓練を受けて新しい資格を取ることにしました。私は事務の資格を一つももっていないのでワードやエクセルの資格をとることにしました。失業をもらってからすぐ仕事をすればいいのかかなり迷いましたが、若いうちこそ頭が働くと言われたので、資格取得を頑張りたいと思います。事務系の自信が全くありませんが、心折れることなく励んでいきたいです。機会に疎いですが、頑張ります。
ライブ(20代女性)
体験・経験の時期：2015年4月ころ

30歳を目前にして、いざ転職をしようとしたら履歴書に書ける資格が全然ない事を痛感しました。それで、職業訓練校に通い猛勉強してたくさん資格を取得しました。職業訓練校の期間は6ヶ月間。日商簿記3級・秘書検定2級・コンピュータ会計3級・ワープロ検定2級・表計算ソフト検定2級の5つをカリキュラム中に取得。任意で販売士検定2級と、職業訓練校卒業後すぐにファイナンシャルプランナー3級を取りました。失業保険だけでは経済的に心配だったので、学校に通っている期間にアルバイトもしていました。今思えば相当キツイ毎日を送っていましたが、資格取得の達成感や自分の労働商品としての価値が高くなった自信みたいなものがつき、乗り越えてよかったなぁとしみじみ思います。その後、転職に成功し仕事をしながら日商簿記2級を取りました。現在ファイナンシャルプランナー2級を勉強中です。資格は就職を保証するものではないですが、自分の価値を高める値札くらいにはなると思います。実際に資格がなかった時は就職活動が心細いものでしたが、資格欄を埋められるようになってからは面接で資格取得について努力を認めてもらえる事もあり、頑張った証を記載できる喜びが心の支えにもなりました。
あきし(30代女性)
体験・経験の時期：2013年の2月頃

転職前は営業をしており、１７時以降どんなに残業しても、営業手当として給与面に処理されるだけでした。そんな鬱憤と家族に向き合う時間の少なさから転職を決意しました。「残業代が出る、欲を言えば設計の仕事をしたい」、そんな話をサークルのメンバーに話したところ、「ウチに来ない？」と言ってくれる人がいました。持つべきものは友です。コネ入社と思われたくないので、きっちりハローワークを通して入社しました。基本給は少し安くなりましたが、定時に帰れること、残業した場合にも残業が付くことを考えると、格段に時給がアップしたと思います。
コロポコル(30代男性)
体験・経験の時期：2011年12月頃