ハローワークまっぷ

60才の就職とシルバー人材センター

シルバー人材センターと法律

まだ住宅ローンが残っていたり、子供の教育費をどうしようかと考える世代には、シルバー人材センターはお勧めできません。その場合は、やはりハローワークや民間の就職サイト、紹介業や人材銀行がいいでしょう。
しかし60才以上で、収入よりも働く生きがいを求めるなら、シルバー人材センターを利用してもいいかもしれません。シルバー人材センターは、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ることを目指しており、同時に地域社会の活性化にも貢献しようとしている公益法人です。
シルバー人材センター事業のセンターは、原則として市区町村単位に置かれています。事業の組織の統括は都道府県知事の許可を受けた社団法人があって、各都道府県毎に独立した運営をしています。 基本になっている法律は「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」です。
管理人は中高年として再就職を目指している際に、シルバー人材センターについてよく知らずにいて、なりふり構わず何でも使うというスタンスでしたから、一応は調べてはみましたが、断念しました。まあ、あと何年かしたら、利用するかもしれません。

シルバー人材センターの仕事

シルバー人材センターの仕事ですが、ライフスタイルに合わせた 「臨時的かつ短期的又はその他の軽易な就業」を提供しています。その他の軽易な就業では特別な知識、技能を必要とする仕事もあります。シルバー人材センターは収入の金額よりも、ボランティア活動も含めた社会参加に重きを置いている事業です。仕事がない!食えない!というハローワークの職業相談や仕事紹介とは、位置づけが異なるものです。
家庭教師、学習塾の講師、パソコン指導、翻訳・通訳、自動車の運転、庭木などの剪定、障子・ふすま・網戸の張替え、大工仕事、ペンキ塗り、衣類のリフォーム、刃物とぎ、門松・しめ縄づくり、一般事務、経理事務、調査・集計事務、筆耕・宛名書き、パソコン入力、建物管理、施設管理、駐車場の管理、販売員・店番、配達、集配、集金、営業、電気、ガスなどの検針、除草・草刈り、屋外屋内清掃、包装、梱包、調理、皿洗い、配膳、農作業、種まき、水やり、収穫、エアコン・換気扇清掃、チラシ・ビラ配り、荷造、運搬、家事、掃除、洗濯、留守番、世話、話相手、介助などがあります。
東京にあったシルバー人材センターですが、会員(利用者)が得ている報酬金額は、月に5万円程度のようです。勿論、地域や仕事の内容によっても異なりますので、参考値にしてください。

シルバー人材センターの契約形態

シルバー人材センターは、それぞれの地域の家庭や企業、公共団体などから請負又は委任契約により仕事を受託事業として受注してきます。そして会員として登録した高年齢者の中から 適任者を選んでその仕事を遂行することになります。仕事の完成、納入は、契約主体であるシルバー人材センターが負います。シルバー人材センターの会員になっていれば、いつでも必ず仕事がある・・・というわけではありません。
また、一方、事業所の社員と混在して就業する仕事や、発注者の指揮命令を必要とする仕事などの場合も少数ながらあるようです。その場合は、一般労働者派遣事業者や無料職業紹介事業者としてシルバー人材センターは機能することになります。
ハローワークで、生活できる仕事を探している方には、シルバー人材センターでは、収入の安定、報酬の額などの面で、現実的ではないだろうと思います。
また60才以上で、シルバー人材センターなども選択肢に入れてもいいと思える方には、現在、シルバーライフまっぷ(仮称)を準備中です。全国のシルバー人材センターの場所や地図、そのほか、シルバー生活に役にたつ場所を掲載する予定です。
ちなみに、このシルバーライフまっぷ(仮称)は、自分が使うためにw 管理人自身が60才になったときを想定して作成しています。

シルバーライフまっぷの公開

シルバー人材センターなどの住所、地図などを探せるシルバーライフまっぷを公開しました。今のところ、シルバー人材センターのデーターだけです。これから、生涯学習や趣味、また社会保険の窓口などの情報も登録していこうと思っていますので、シルバー人材センターまっぷではなく、シルバーライフまっぷにしました。