ローンの一本化
失業してハローワークを利用している方は多くの場合、定期的な収入がなくなっているのではないでしょうか。住宅ローンや自動車のローン。あるいは無担保のローンがあると、返済の心配がすぐに押し寄せてきます。
電車などの広告で、ローンの一本化などという文字があると、気になってしまう人も少なくないでしょう。管理人の場合ですが、ローンの一本化、つまり借り直して、借金をまとめるということはやりませんでした。
ローンの金利と審査
金利の問題もありますが、そもそも審査が通りませんw 失業者は、なかなかお金が借りられません。失業前に作成したキャッシングのついたクレジットカードは何枚も持っていましたが、これを使いだしたら、おしまいだと思っていました。それくらいなら、まだ手はあります。
住宅ローン
それまで住宅ローンは、一度も遅延せずに払ってきていましたので、銀行にいき、失業した旨を話し、返済方法について相談しました。国の指導もあって、返済困難になってきた場合、いきなり差押え、競売などではなく、現実的な解決方法を相談できるようになっています。管理人の場合は、1年の間、金利に相当する分+アルファだけの支払いにしてもらいました。ようするに仕事が見つかれば、払えますね、と。他に抱えている借金は、自動車のローンだけなのも審査では重視されたようです。いわゆるカードローンで高めの金利で借りてしまうよりも、銀行で話してしまったほうがいいと思います。カードローンがあるとなかなか難しいようです。
無条件で猶予をしてくれるわけではありません。1年過ぎても、収入の状態が好転していなければ、自宅の売却は覚悟していただくことになりますと、ハッキリ言われました。ごもっとも話です。また1年ありますが、3か月に一度、様子伺いがありますw 大丈夫ですか、どんな状態ですかと銀行が聴いてきます。
その他の対策
会社都合の退職でしたので、国民健康保険、国民年金の保険料などの減免も利用することができました。
何しろ、中高年のリストラ親父です。再就職は普通に考えて困難です。自治体の窓口は、けっこう親切で、気持ちの弱っている時でしたから、目頭が熱くなるほどですw
雇用保険の失業手当の基本給付、延長給付ももらいました。ギリギリまであきらめず、でも、もしダメであっても、自己破産、任意整理を選ぶつもりでした。家は諦め、生き恥さらしても、死ぬなんてつもりはまったくありません。その時に稼げたお金に見合った生活を再度スタートするだけです。見栄や、現状維持にこだわって、安易なローンの一本化の利用などは、お勧めできないと思います。何が大事か、家族も含めて考えてもいいかと思います。