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レジオネラと失業

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経営についてのゼミ

サイボク管理人は、大学の院生というわけではないのだが、ゼミが主催する経営に関する見学ツアーが、院生、ゼミ生ではなくても参加可能とあったので参加してきた。アグリビジネスについての興味もあったし、ゼミにも興味があった。
目的地は、埼玉県にあるサイボクだ。

温泉施設のレジオネラ発生

有機農業と集客の成功例としての見学というつもりでいたのだが、現在は、かなり厳しい状況で、特に付帯施設である温泉施設のレジオネラによる閉鎖が、来場者の減少に拍車をかけ、経営を圧迫しているようだ。
事件そのものについては、リンク先にある程度のことは書いておいた。
今回、この記事では、その後の人員について書いておきたい。

広報部長の説明

ゼミの見学ということで団体扱いだったのだろう、広報部長が話をしてくれた。現在の従業員は530名ということだった。
温泉施設の閉鎖を決めて、従業員をシフトしたのだが、慣れぬ仕事、職種でうまく適応できずに、辞めていく人も多いと話をされていた。見学の前日、管理人はホームページを見たのだが、580名になっていたので、50名くらいが退職したのだと想像していた。

園内のベンチで

自由見学の時間、管理人は、設えてあったベンチで休憩。そこに犬をつれたおばあちゃんがいた。何となく話をすることになったのだが、何でも定年退職したが、長年勤めていたそうだ。犬がここにくるのが大好きだそうで、2日に一度は来ているんだという。
ここにそのまま書くには、ちょっとはばかられるような話も随分聞いた。彼女の話だけなので、裏がとれない。名誉棄損とか、誹謗中傷をすることは、けして本意ではない。
その中でひとつだけ書くのだが、レジオネラの話になって、「前はね、800人いたのよね、だから大変よ」
800人というのが正確なのか、彼女の記憶に間違いないとしても、閉鎖の直前までなのか、あるいは売上ピークの時代のことなのかはわからない。けれど現在の530名とはずいぶん離れた数字だ。

企業のリスクと従業員

正社員、契約、パート。どういう雇用形態の人がどれくらいの割合で、働いていたのかはわからない。けれど何かの施設が営業をやめるとなると、それだけの人が失業する。
社員に対しては、きっと会社も努力はしただろう。けして無策であったとは思えない。経営的にベストであるかどうかなんてことは、わからないが、そんなもの誰にも正解なんてわからない。外部にいる管理人には、好きなことを無責任に言えるが、当事者(経営者、従業員)にしかわからないことのほうが多いだろう。
だが、レジオネラ菌一発が、これだけの打撃を与える。

レジオネラ菌と衛生管理

レジオネラは、どこの入浴施設でも起こりうる。「源泉掛け流しだから安心」というのは、嘘だ。源泉掛け流しでも、レジオネラ菌が発生した事例だってある。
徹底的な衛生管理。それは法律の通りに点検をして、消毒をしてとかだけのことじゃない。法律に漏れていることであっても、「キレイにしよう」「清潔に気持ちよくしよう」という意識が徹底していないと、防ぎきれないことだと思う。働く人、清掃、衛生管理に従事する人のモラル、モチベーションが、かなり問われることじゃないだろうか。
働く人を守るならば、温泉経営は、それなりのプロ意識が必要じゃないだろうか。