相撲協会の八百長
八百長相撲をしていたという疑惑をかけられ、解雇になった力士が裁判をして勝利。復職した。ブランクがあっても、力士として再びチャレンジするという。これなど金の問題じゃないんだと思う。名誉とか、応援してくれたタニマチ、ファン。何よりきっと本人は、相撲をしたいのだろう。こんなケースなら、退職金や補償金をしっかりもらうことよりも、現役に復帰し、挑戦できることが重要なことなんだろうと思う。
解雇と裁判
解雇の金銭的解決は、何も金を払えばいつでもクビにできるということを改めて言っているわけじゃない。解雇されたことに不満を持ち、地位確認の裁判を起こして労働者が勝利した時、会社は従業員としての雇用をしなければならない。裁判所の命令であれば、それで職場に戻ることは可能だろう。金銭的な、収入面では、労働者にとっては「良かった」ということでもあるのだが、実際のところはどうなんだろうとか管理人は思う。ブランクもあるだろうし、人間関係などの面でも最悪な状態じゃないだろうか。会社に勤めると言うことに、生活の安定で、ヤリガイな職場の人間関係なんかには何も期待したいと割り切りができれば、解雇を撤回させて、職場に戻れることは嬉しいことなのだろうなぁ。管理人の場合は、そんな環境では仕事はできないなぁと思う。まあそもそも仕事とは何かということになるんだろうが、ブラブラしていても労働者の権利として、もうクビにはできないだろうし、給料も入るからヨシとするということなんだろう。だたtら、日本以外の国でよく行われているという「解雇の金銭的解決」で、それなりのお金をもらって自分で起業するなり、再就職を探すための資金にしたり、資格をとるためのも学習費と生活費にして、そんなロクでもない会社に留まってやるよりよっぽどいいとは思うのだ。勿論、リスクもあるし、生活も考えるべきことはあるんだろうが。
ケースに寄るだろうし働く側の意識も
管理人は、会社都合での退職だ。40代の終わり、50才の直前だ。そりゃあ厳しい。技術職だったけど、すっかり管理職になっていたし。普通に考えて再就職なんぞ、マンションの管理人くらしかない。事実ハローワークで、それを真面目に勧めてもらった。
会社都合にしてもらうのに一悶着だ。できれば自己都合にしたかったんだろうな。恩着せがましく会社都合にしてくれた。給料を半分にすると宣告されたんで、「これは辞めろということですよね」と。まあ、そこで会社都合にしないでいたら、ハローワークにいって争うつもりだったんだが。実際こうなると、このまま会社に留まって、しがみついていても、いいことは何もないだろう。
不当な解雇をするような、そんな経営陣のいる会社に留まりたいだろうか? しがみついているより、むしろ退職金なり補償なり、金銭的な解決をしてもらって、次の道を選ぶことのほうが、かえっていいことがある場合も多いんじゃないかと思うが、そこは個々の事情もあることなんだろうと思うので、何も言えないことだと思う。
でも、ひとつだけ、中高年のリストラ失業者の経験者として、これだけは言っておきたいけど、ひとりで抱えて悩んじゃだめだ。家族にチャンと話すべきだ。一人で抱えて悩んで自殺なり失踪なりという結果になるよりは、仮に貧乏になっても、父ちゃんが生きているほうがいいと思う家族が99%だと思うぞ。もし不幸にして1%の人で、貧乏になるくらいなら自殺して保険金を残せとかいうなら、そんな家族・・・いやそりゃあ家族じゃないわ。家族云々より人間として疑っていい。それこそどうでもいいから、自分の身一つだけ考えてもいいんじゃないか。