私がこの資格を取得したのは現在の職に就いたばかりのころでした。配属部署が農薬を取り扱う部署だったので、新入社員は全員受験し取得することが義務のようになっていました。私は大学まで文系の道を歩んできましたが、資格試験で出題されるのは化学や数学の知識……。物質名に至っては舌を噛みそうに長いカタカナの言葉。参考書を見ても正直不安でいっぱいでした。ですが、職場のとある先輩から「参考書を全部覚える必要はないよ」と言われ、その先輩が受験した際のノートを貸していただきました。ノートには頻出語句や物質名、計算問題のパターン等がまとめられていて、勉強にとても役に立ちました。後で聞くと、その先輩も受験の際にさらに上の先輩から教えてもらったそうです。先輩のノートをもとに毎日1時間程度の勉強と過去問をひたすら解き続けた結果、無事合格することができました。試験対策ではあまり重要視してこなかった部分も、実際の業務を行っていく中で少しずつ身に着いてきています。毒物劇物取扱責任者に限ったことではありませんが、ポイントを絞って、「絶対におぼえるべきポイント」を確実に覚え、パターン化していくことが資格取得への近道だと思います。
やますけ (20代男性) 2010年