色彩検定

就職した会社で配属された部署はものづくりを行う部署でした。同僚として働く全員が何かしらの技術を身に付けており、ほとんどが工業大や美術大学を出たりしており、大学生活、専門学校生活において、専門の勉強をしてきた人ばかりでした。そんな部署に、全くモノづくりのかけらも勉強してこなかった私が事務職として配属されたときのことです。事務といっても、アシスタント的な業務もこなすため、常に色や形、素材の種類についてなど勉強する毎日が続いていました。チーム編成で扱う商品が決まるのですが、新しいチームに配属された際に試作品を作るチームのリーダーと仲良くなり、話をするうちに、この部署にいるならせっかくだからものづくりに携わらなきゃ損!と言われ、まずは色の勉強がてらに色彩検定2級を受けてみたら?と話をいただき、迷った挙句受験し、見事合格しました。知識ゼロだっただけに勉強は大変でしたが、試験を通して色といってもいろんな呼び方や種類の多さはじめいろんなことを学べて、事務でありながらせっかく合格したのだからとその取り組む姿勢をチームリーダーに認められて、キャンペーン商品の担当を任せてもらえました。専門の勉強をしなかった私も意識の変革とチャレンジ精神で新たな経験を積むことができました。
コメット (30代女性) 2007年12月


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