高校生の頃は、いわゆる就職氷河期の頃で、数ある仕事の中で歯科衛生士は就職に困らない職種でした。特になりたいものも無かったですし、資格があれば将来子育てをしながらでも働きやすいかなと考え、歯科衛生士の専門学校への進学を決めました。在学中は丸一日の授業と約9-10ヶ月間にも及ぶ実習があり大変でしたが、それを乗り越えれば国家試験は難しくないと思います。一般歯科に就職し、ブラッシングの指導やお口のクリーニングなどを通して患者さんとコミニュケーションを取ることが楽しみでした。また、患者さんが根気よく通院してくださり、治療が全て終わって「今までありがとう。」と声をかけて下さった時、他には代えられないやりがいを感じました。仕事内容は難しいことや大変さもありましたが、充実していたと思います。しかし、他の職種と比べてみた時に、福利厚生面やお給料(拘束時間が長い・昼休みが少ない割には貰えていない)が良くない事や、歯科医の自己中心的な経営、方針、部下への態度に嫌気が差し、就職してから5年で転職しました。自分の納得する条件、尊敬できる歯科医と出会えれば続けていたかもしれません。
ハムスター (20代女性)平成25年7月に転職