歯科衛生士試験

私は高校生の時に大学に行こうと思っていました。ですが大学に行くにしてもどの学科に行けばいいのか、どういうところに勤めたいのかといった具体的な物が何一つとして思い浮かびませんでした。金銭的にも裕福ではなかったので、確実に就職しなければなりませんでした。私は就職活動が簡単な職種を調べたところ見つけたのが歯科衛生士です。魅力的に感じたのは就職率100%という言葉。就職浪人がいるこのご時世で就職率100%は魔法の言葉に感じましたし、歯科衛生士試験の合格率が90%以上と高確率でお給料も1年目から月給20万以上で、ボーナスも出るなんて最高だと、その時は思っていました。大学に行くつもりでしたが専門学校に進学、就活することもなく希望した歯科医院から内定を貰い、無事に試験も合格したので就職出来ました。最初の頃はレントゲンを見ていかに病状を判断する難しさ、教科書で見た症例を口の中で見る面白さ、やればやるほど身についていく実技の楽しさがありましたが1年以上も勤務すると、なんとなくある程度のことは理解できるようになり出来るようになります。出来るようになってくると、より患者様と主体的に関わっていきたいと思うようになりましたが、歯科衛生士が医師より上の立場になることはありません。私がなりたかったのは、もっと自分が主役になることが出来る職業だと気付いたので転職を決意し、今は新しい夢に向かって日々邁進してます。
ゆきのは (20代女性) 2017年3月


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