歯科関係(チェアーや器具など)の仕事をしていた父親の影響で、歯科医院に勤めようと思いました。資格が無くても就職可能な「歯科助手」より、患者さんの治療に微力ながら携われる「歯科衛生士」の資格を取得しようと思い、専門学校に通いました。歯科に限らず、医療は、公式に沿って決まった答え(結論)が出ることは少ないと思います。患者さんの希望することを出来るだけ叶えてあげたい、アドバイスしてあげたい…そんな気持ちを忘れずに専門学校に通いました。聞きなれない歯科用語や器具の名前、使いかたなど、当たり前ですが覚えることは山ほどあり、実技などでは上手くいかずに泣いた日もありました。ですが、毎日夜遅くまで同じことを根気よく何回も復唱や実技を続けた結果、念願の歯科衛生士になることができました。医師から基本の治療を任されるとき、とても嬉しい気持ちになります。患者さんに笑顔で「ありがとう」って言われるとき、あぁ、歯科衛生士になって良かったな。って思います。結婚して一度、仕事を退きましたが、歯科衛生士の資格をもっていたので、復職も早めにできました。年齢関係なく続けられる資格だと思います。
ひよこ豆 (20代女性) 1993年