障害者支援のボランティアに参加する中で、体系的な知識・技術を学びなおしたいと思い、社会福祉士取得を目指しました。大学卒業時に社会福祉を専攻し社会福祉主事任用資格を得たものの、民間企業へ就職したため実務経験はゼロ。最短期間で多くを学び、かつ仕事のブランクを作らずに資格を取得したいと思い、受験も見据えて福祉業界へ転職。実務経験を積みながら通信教育で学びました。1年間、相談員として勤務した後に福祉系大学の通信教育学部に編入。実務経験ありのため実習は免除で、仕事をしながら自宅とスクーリングで2年間学び、受験一回で資格取得することができました。資格取得までの間は勉強の期間と決め、勉強時間を確保するためと、多くの分野での経験・知識を得るために、収入は減りましたが1年契約の嘱託職員等として働きました。高齢者分野・障害者分野・行政・社会福祉協議会・社会福祉法人と、異なる分野・異なる組織を経験できたことが、資格取得に向けた勉強だけでなく、資格取得後の業務にも活かせました。資格取得のための勉強は、受験半年前から本格的に始めました。それまでに大学の単位取得を終わらせる・勤務調整をする・個人的な用事をすませる等して勉強時間を確保。勉強は、市販の問題集・テキストを購入し繰り返し解いたほか、大学で主催する受験対策講座・模擬試験も数回受けました。また、科目が多いので、勉強時間の類型を計測できるスマホアプリを使い、満遍なく学べるよう工夫しました。当時の職場の皆さんが資格取得を応援してくれていて、先輩社会福祉士が勉強方法のアドバイスをくれたり、実務経験の長い先輩が制度を解説してくれたこともありました。資格取得後は地域包括支援センターに勤務しました。高齢者の総合相談窓口であるため、来る相談は様々です。持っている知識・技術では対応に困ることもありましたが、資格取得までの3年間、いろいろな場で働く間に作った人脈と経験が大きな武器になりました。単に学ぶだけではなく、人として成長できた3年間でした。
hamayu (30代女性) 平成26年