潜水士

小さい頃から、水族館の飼育員になりたいと思い続けていました。その夢は高校生になっても変わらず、高校3年生のとき、水族館の就職試験を受けることに決めました。水族館の飼育員になった場合、潜水士は必須資格となります。就職試験のとても高い倍率の中、少しでもアピールになればと思い、事前に潜水士の資格を取ろうと思いました。そう決めたのが高校3年生の6月。潜水士の資格試験は年に数回しかありません。就職試験までに資格取得が間に合う日程は1ヶ月後の7月のみでした。大急ぎで申し込み、本屋で参考書を購入しました。しかし、アルバイトが忙しく、なかなか勉強ができないまま試験1週間前になってしまいました。参考書は問題文が少なかったため、ネットで過去問題集を購入。ひたすら過去問題を解くという方法で、結局、しっかり勉強をしたのは試験前3日間ほどでした。潜水士の試験は70?80%の合格率です。過去問題とあまり変わらない問題が多く、過去問題集を何回も繰り返し解いていれば必ず合格できると思います。また、私は潜水士の資格を取得してから、ダイビングのライセンスを取得しました。ダイビングのライセンスを先に取っていればもっと楽に理解ができたのではないかと思っています。そんな簡単に筆記だけで合格できる潜水士の資格ですが、水中で作業をする場合、必ず必要になる資格です。私は結局水族館には就職できませんでしたが、その後海のボートツアーガイドとして働いた際、潜水士の資格を持っていたことはかなり有利になったと思っています。また、水族館の募集要項などを見ていても、潜水士資格必須と書かれているところも多くあります。簡単に筆記だけで取得できる資格だからこそ、海に関係する仕事に少しでも興味がある場合、取っておくべき資格だと思います。
のんのん (10代女性) 2016年7月


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