司法書士試験

私は司法書士になろうと思って、司法書士試験を受験していました。しかし覚えるべき内容が膨大にあり、多肢択一式の問題はともかく、実際に設問に従って登記申請書を書くという、いわゆる書式とか記述式とかいわれる類の問題がほとんどできませんでした。3回も試験に落ち、年齢ばかり重ねて試験は受からないのに、もういっぱい勉強に時間を使ってしまったから今さらやめられないというような進退窮まった状態でした。そこで知り合いの方が、行政書士試験は司法書士試験と試験範囲がかなりの程度重なっているし、司法書士試験よりは簡単だから受ければいいかもしれないと教えてくれました。それで行政書士試験を受けると、司法書士試験受験時代に培った知識を利用してわりとすんなり合格することができました。司法書士試験は司法試験ほどは難しくないようですが、それでもかなり難しいですから、司法試験と同じようにいわゆる試験浪人でなかなか受からなくてそれでももう引き返せなくなってという困った状態になる方もたまにおられるようです。そんな時には勇気をもって行政書士試験に方針転換するのもアリだと皆様にお伝えしたいです。行政書士の試験は司法書士試験の勉強がそのまま使える部分がかなりありますから、受ける試験を変えたからといって、司法書士試験で勉強した知識が無駄になりません。今から司法書士試験を受けようと思っておられる方には、もしなかなか受からなければ行政書士試験へ進路を変えて、そっちで受かってとりあえず成果確定するという手もあると頭の片隅に入れておいていただきたいのです。そうすれば行政書士事務所を自宅事務所で経営しつつ空いた時間に司法書士試験に再度チャレンジもできるかもしれませんし、そのまま行政書士として生きていくのもアリです。かなり選択に自由度がでますから、おすすめできる方法であると言えると思います。
紅茶さん (20代男性) 2012年7月


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