実用英語技能検定(英検)

私は英検準一級を持っていますが、就職活動をするに当たって非常に役に立ちました。昨今就活の場面ではよりネイティブの英語に近いTOEICやTOEFLの台頭が叫ばれて久しくなりました。しかしTOEICやTOEFLより歴史の古い英検は現場においてまだまだ資格として有効です。ある求人の募集要項にはTOEIC800点程度は英検準一級に相当する、と書いてあったことからもそのことがわかります。また、英検のメリットは点数がわからない上、一回取得してしまえば一生ものだというところにあります。TOEICはモロに点数が目に見える上、二年間の有効期限付きです。しかし英検は合格点を少しでも上回っていれば合格ですし、その肩書きはずっと自分のものになります。さらに言えば、英検は日本人にとっては取得しやすい資格と言えます。英検は日本人によって日本人のために製作されていますから、我々が受けてきた英語教育に則って問題が構成されています。「生きた英語」であるTOEICは日々変化するイディオムに柔軟に対応していかなければなりませんが、英検では高校受験や大学受験のようにテキストに向かってもくもくと学ぶことが有効ですので、日本人にとっては取っつきやすい英語資格と言えるでしょう。英検は日本人にとって馴染み深いもので、準一級以上を取得していればTOEICに負けず劣らず採用官に「おっ」と思わせることができるいい資格だと思います。
フチタカ (20代女性) 平成21年


----------------------------------------------