実用英語技能検定(英検)

私が英検準1級取得を志したのは高校1年生のころです。目指していた大学が特に英語に力を入れていたため、自分のアピール材料として取得しようと考え始めました。 もともと小さい頃から英語を読むのが好きでしたので、2級まではとんとん拍子にいけたのだから準1級も簡単に取れるだろうと甘く考えておりました。 しかし実際は2級とはとてつもなく大きな差があり、求められる文法や単語のレベルはもちろんですが、長文読解に至っては難解なパズルにしか思えず何度も不合格になりました。 途中でくじけそうになり、もう受験するのはやめようと参考書を手放した時期もありましたが、そんな私に手を差し伸べてくださったのは担当の英語教師でした。 準1級の長文読解を解く上で、すべてをパズルのように意味を理解しようとするのではなく、問題作成者が全体的に何を伝えたいのかを要所要所から「想像」することを教えていただきました。私は今まで、一文一文全てを和訳することに時間を割いておりましたが、そうではなく、何度も使われる単語に注目したり、段落ごとに「大体」の内容を把握することで、流し読みしながらも問題の意図をつかめるようになりました。 結局合格したのは高校3年生の冬で、取得には3年ほどかかりましたが、資格の実績はもちろん、一度くじけて這い上がりながら資格取得できた経験は、大学受験や就職活動でも大いに役に立ちました。
あきたろう (10代女性) 2009年1月


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