理学療法士試験

私が理学療法士を目指したのは中学2年の時でした。その頃通っていた整形外科に理学療法士の方がいて、自分もこんな風に困っている人の役に立てる仕事がしたいと思っていました。それから専門学校に入学し、卒業はしたものの国家試験に受からず、1年間浪人生活をしました(たとえ、国家試験前に就職先の内定を貰っていたとしても国家試験に受からなかった段階で内定取り消しとなることが多いです)。そして、2回目の受験は「受からなければ理学療法士は諦めろ」と親から言われていたこともあり、その年の夏くらいから勉強を始めて年が変わるころには1日に18時間は勉強していたと思います。その頃は過去問を解いたり、受験対策の講習に参加したりと自分ができるだけのことはしました。それでも自信はつかず、不安なまま国家試験を受けました。試験が終わった後も手ごたえはなく、今年も落ちたと思っていましたが、どうにか合格し、地元の老人保健施設に就職しました。今はその施設のリハビリ部門の管理者をさせてもらっています。理学療法士としての仕事以外に管理者としての仕事もしなければならず、給料もそれほど高くはないので転職も考えたことはありますが、今はまだ現在の職場で経験を積みたいと考えています。 医療従事者は人対人、特にどこか具合の悪い人を相手にする仕事なので大変なことも多いですし、辞めようと思ったことも1度や2度ではありませんが、歩けなかった利用者さんが歩けるようになったり、ありがとうと言ってもらえるとやはりこの仕事を続けていてよかったなと思います。
けい@ウインドオケ (20代男性) 平成23年2月


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