高校生のときに家庭科の授業で食品のカロリー計算がとても楽しかったため、栄養士という道を選びました。専門学校を卒業後、実務経験が3年必要でした。最初の就職先で3年待たずして退職してしまい、次の就職先が決まってから期間が空いてしまったためさらに実務が必要になってしまいました。私は30歳までに取れればいいやと安易に考えていたので、本当に取得したのが30歳のときでした。その間、5回も試験を受けましたが、そのうち3回は勉強もろくにせず受けにいったことを覚えています。仕事をしながらの勉強は時間をつくることが大変なので、思い切って試験の3ヶ月前に退職し、ひたすら受験勉強に打ち込みました。また、東京アカデミーの冬季講習にも通い、直前にもかかわらず合格点に達していなかった私。30歳の試験で最後にしようと決めていたので、毎日図書館に通い、ひたすら参考書を繰り返し解いていました。結果、見事に合格しましたが、管理栄養士を取って本当によかったと思っています。やはり栄養士と一番の違いは仕事の選択肢が増えることです。栄養士だけでは得られなかったものが今ではさまざまなジャンルの仕事に挑戦できています。
ききちゃん (30代女性) 2012年3月