介護職員初任者研修

私は友達が立ち上げた会社で働かせてもらう事になりました。自宅からも近く知っている人だったので気軽に始めました。最初は資格もないし初めての体験ばかりでした。会社では、保育士免許、介護福祉士、社会福祉士等、兎に角皆が国家資格を持っていました。私は今までPCを相手にしてきたので人間を相手にするなんて思ってもいませんでした。そして会社で上司に資格取得をする様に言われました。日曜日以外、週2回学校で学んで、それ以外の日は仕事をしながら勉強をしました。学校では机で勉強することもありましたが、それより体験することの時間の方が多かったです。一番大変だったのは授業のラストでもある実務体験でした。実際の介護施設に5日間位行って仕事を学ぶと言う授業でした。私が行ったのは特別養護老人ホームでした。何日か送迎バスで来る人や、そこにずっと住んでいる人まで色々な人がいました。寝たきりで全く自力では動けない人、身体に管がついている人や動けるけど意思疎通が出来ない人等、様々な人がいました。そこで私は自力で動けない人のお世話をしました。一つ動かし方を間違えたら死ぬ!と言う大変なお世話でした。入浴介助も学びました、私が任されたのは髪の毛をドライヤーで乾かす位ですが、熱くないか気にしたり急いでやらないといけなかったので大変でした。デイケアで来ている人とお昼と食べたりレクレーションをしました。私は話をするのは苦手です、なので今までPC相手に仕事をしてきた訳です。別の日は訪問介護として1軒の家に行きました。ヘルパーの人と2人で、訪問介護と言うものを学びました。自宅に行って介護(お世話)をするのは凄く緊張します。ヘルパーの人は1人でしている事ですが、お互いの信頼関係があってこそなんだと感じました。掃除と買い出しと夕飯作りを学びました。そこの家の方は寝たきりではなかったので、こう言うお世話だったのですが、もしも寝たきりだったら相当大変なんだと感じました。放課後デイサービスは子ども相手なのと、色々障がいがあり大変でしたが、大人が相手の介護はそれよりももっと大変だと思いました。
シンマザむむ (30代女性) 2009年


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