私は300人規模の自動車部品製造会社で安全衛生を担当者をしていたので、第一種衛生管理者の資格を取得しました。労働安全衛生法で会社の規模で2人の第一種衛生管理者を選任する義務があったからです。知識を得るのにも資格取得は有効ですからね。製造業は健康障害が起きるリスクがあるので第一種衛生管理者の資格が必要です。合格率は50%くらいですが、ちゃんと勉強すれば受かる資格です。勉強時間は60時間程度。合格した同僚に聞いたら勉強時間は全く同じ60時間でした。休みの日にまとめて勉強するより、毎日1時間や2時間を継続したほうが記憶に残るので、例え少ない時間でも毎日継続して勉強するほうが合格しやすいです。勉強の仕方は、テキストを1回流し読みをして、あとは過去10年分の過去問をひたすら解くやり方です。出題傾向も分かりますし、分からないところはテキストで確認すればいいので。テキストだけを読んでいるとどこが大事なのか分からないので、過去問をしながらテキストで知識を補う形が一番頭に入ります。法律で会社の規模に応じて選任の義務があるので重宝されます。資格手当も支給されました。衛生に関しての発言力が高まるので評価も高くなりました。会社で保健衛生スタッフの位置付にもなるので、安全衛生担当者はもちろんですが、人事、労務を行う総務部員も持っていたほうが良い資格だと思います。他の従業員の見る目が変わってきますね。調査や対策をするときに協力的になってくれました。それと健康やストレスなど悩みを話してくれるようになりました。他から見ると衛生の専門家として見られるので資格を取得した後に衛生管理者の資格を活かして業務をする場合は、引き続き知識を得ていくことは大切になってきます。転職の場合ですと、資格欄に堂々と書けるので目を引きますからプラスに働きますね。取得した努力と衛生管理者としての実績を認めてもらえるので有利ではあります。当然ですけど、衛生管理者の資格を持っているから採用という事にはなりません。あくまで有利になるというレベルですからね。
たいすけ (30代男性)2011年7月