薬剤師国家試験は薬学部を卒業しなければ受験資格が得られません。薬学部での勉強は他学部に比べて非常に大変でした。薬学部では通常の講義形式の授業だけでなく、実習授業が多く平日の午後は毎日実験などの実習になります。また、4年生の後半には知識を問うCBT、態度と技能を問うOSCEという共用試験があり、それに合格しなければ必須である病院や薬局実習をおこなうことができません。また無事薬学部を卒業することができても、近年の薬剤師国家試験の難易度は上昇しており、薬学部を卒業したからといっても薬剤師になれるとは限りません。大抵薬学部6年生の後期は国家試験勉強に時間を費やしますが、受験勉強には知識はもちろんですがやる気と根性がかかせません。国家試験も2日間をかけてあるので、当日も知識と体力が勝負の分け目です。このように薬剤師になるのは大変ですが、合格すればバラ色の人生がまっていますので、高校生の皆さん薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか。
くらうど危険物 (20代男性) 2012年