薬剤師試験

薬剤師国家試験を受験するためには、薬学部に6年間通わなければならないだけでなく、卒業試験に合格することが必要です。入学してからの6年間は進級するのにもそれなりの学力が求められますが、正直それなり(授業を聞き、テスト1週間前にはしっかり勉強する)にやっていれば6年生まで進むことは可能でした。卒業試験・国家試験もそんなものだろうと甘くみていた私は、教授などに早く勉強を始めないと間に合わなくなると口酸っぱく言われていたにもかかわらず、バイトや旅行などのんびりと学生生活を満喫していました。卒業半年前に受けた国家試験の模試で、得点率3割と自分の学力を初めて目の当たりにし、ようやく本気でやらなければ!と思うことができました。そこからは朝6時に起床し大学に行くまでの間に勉強。授業が終わったら、残って19時頃まで残り分からないところはその日のうちに解決して帰る。家に帰ってからも食事・入浴以外の時間は12時に就寝するまで勉強。休日も起床時間・就寝時間は変えず、ひたすら問題集・過去問を解き続ける日々を過ごしていました。やってもやっても終わりが見えない。合格できる自信が湧いてこない・・・不安で泣いてしまうこともありましたが、その時間でさえもったいない!と感じるほどでした。そんな時1番支えになってくれたのは、やはり同じ境遇で一緒に頑張っている友達でした。卒業試験にみんなで合格できたときは、みんなで泣きながら喜びました。卒業試験に合格できても国家試験に合格できるのは8割程度の人です。大学生活の楽しい思い出だけでなく、あのときあんなに辛い時間を共有したことにより通常よりも強い絆で繋がっているように感じています。
さとみん (20代女性) 2013年3月


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