建築の学校に通っていた時、就職をするなら不動産会社か住宅会社を考えていました。ある日、友人の家に行き雑談をしていたら友人の姉が現れて「暇なら宅建でも受けてみたら」と言われました。その友人の家は町の不動産屋さんで友人の姉も何度か宅建を受験していたのですが、仕事が忙しく何度も落ちてやっと受かったと言っていました。早速、近所の本屋で宅建のテキストを購入しました。10月の試験まで3ヶ月ほどでしたが既に建築を専攻していたので建築基準法、都市計画法等は理解していました。基本である民法や宅建業法等を中心に学習をしました。当時は、若かったので頭が柔らかかったと思います。その年の試験に合格しました。それから十何年を経て仕事で不動産開発会社の方と飲む機会があり、酒の席で宅建の話が出ました。その方は、50歳を超えていたのですが今年も宅建を受験すると話をしていました。もう十年近く毎年欠かさず宅建を受けていると言っていました。やはり試験は若いうちに受けておくのが良さそうです。
宅健太郎 (20代男性) 1992年10月