電気工事士

職業訓練校から電気設備関連の企業に就職するには、電気工事士の電工2種の免許は業務上必須の資格でした。訓練校では、筆記試験の対象範囲である電気理論、工事施工、法令等を学習します。当日の会場は、年齢層の幅が10代から60代くらいまでと幅広い層でいっぱいでしたが、9割以上は男性です。みんな緊張して試験開始前まで参考書を広げていました。しかし、私の前の男性は、試験5分前に会場に入ってきて、しかも筆記用具は作業ズボンからシャープペンと消しゴムを出して着席しました。試験の解答時間は終了時間いっぱいまでかかりましたが、前の男性は余裕なのか途中で寝ていました。試験終了後に回答用紙を回収しますが、試験問題は持ち帰ることができます。その方は試験問題を置いたままで帰ってしまいました。何気なくその試験問題を見るとどこにも計算に取り組んだ形跡もなければ、考えたメモもありませんでした。私は無事に合格しましたが、この方はどうだったのでしょうか?後日、訓練校の先生にこの話をすると現場の工事職人の方は、腕は確かなのだが、試験が苦手で何年やっても受からない方がいると聞きました。やはり、必要な資格は一生懸命勉強して取得しましょう。
DenKo (40代男性) 経験の時期2012年6月


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