電気工事士

これから先、太陽光発電が盛んになるだろうから電気工事士の資格があれば就職・転職に有利になるだろう、という単純な動機で取得を決意しました。とは言え転職を真面目に考えていたわけでもなく、取得に際して通信教育や学校に通うほどでもないと思っていたので、費用を抑えるために独学で学習することにしました。資格取得には筆記と実技の試験をクリアする必要がありますが、実技は筆記に合格しなければ受験できません。まずは筆記試験に臨むため書店で過去問題集と参考書を買い、試験日の二ヶ月ほど前から勉強を開始しました。試験は四択ですし、過去問をいくつも解いていれば出題傾向がわかるので、参考書を熟読するより問題集を数多くこなす方が効率的だと感じました。実際、試験当日も出題傾向に慣れていたためほとんど慌てたり困ったりしませんでした。答えがわからなくても四択なのでとにかく埋めていけば得点が期待できるということも、焦らずに済んだ理由です。そうして筆記試験に合格し、次は実技試験です。試験は実際に電線や部品を接続して組み立てるというものですので、必要な工具と練習用の電材を購入し、あらかじめ発表される実技試験内容に沿った課題を練習します。制限時間が短いうえに手早く正確に作業しなければならないのが難しく、繰り返し練習することで慣れるしかありません。そうして実技試験に臨みましたが、緊張であっという間に時間が過ぎ、あれだけ練習したのに出来上がりが時間ギリギリでした。致命的なミスをしていたらどうしようと不安を抱えて合格発表を待ち、無事合格していたのを見たときは大きなため息が出ました。第二種電気工事士の資格は決して難関ではなく、独学でも十分取得できます。合格してからは特に転職等の行動は取っていませんが、資格を取ったことを耳にしたという知り合いの自営の電器屋さんが時々仕事の手伝いを頼みに来ることがあり、ちょっとした小遣い稼ぎをさせてもらっています。
ごんすけ (30代男性) 経験の時期2013年


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