事業会社、或いはコンサル会社に勤めておられる方で、これから中小企業診断士試験の受験を検討されておられる方にアドバイスです。中小企業診断士試験の1次試験は、多岐に亘る内容を問われますが、その内容は、法務、財務、経営戦略、情報システムなどなど経営目線で事業を考えることに慣れている事業会社にお勤めの方、コンサルタントの方にとっては、馴染みのある内容です。ですが、ビジネス経験が豊富だからと言って、対策を行わずに受験すると痛い目に遭う可能性が高い試験でもあります。その理由は簡単で、「現場の常識」は必ずしも、資格試験上の「正解」ではないからです。現場経験があればあるほど、それに基づく思考回路が定着しており、受験対策に苦労するという話も耳にします。受験対策に当たっては、ぜひ一度現場経験を忘れて、真っ白な頭で「資格試験の正解」を覚えることに集中してみてください。
ちゅっしょ (30代男性) 2015年