私は中学2年生の時に放射線技師になりたいと思いました。それは、父親を癌で亡くしたからです。医療の道に進みたいと思い、医者になるには自分の今の能力では厳しいと思い、放射線治療というものがあることを知り放射線技師を目指しました。片親だった為、学費などの面で迷惑をかけたくなかったので自衛隊に入隊しました。自衛隊で診療放射線技師の資格が取得できるのです。選抜試験をクリアして養成所に行きました。3年間勉学に励み、無事に診療放射線技師試験に合格し資格を取得できました。しかし、資格を取得したからといって放射線技師の仕事ができるわけでもなく、総務関係の畑違いの仕事をするようになりました。しかし、諦めがつかずに、どうしても放射線技師として仕事がしたいと思い自衛隊を退職し、現在、町の小さなクリニックですが放射線技師として地域医療に微力ながら携わっています。
まつぼっくい (10代男性)1994年2月