当時飲食店のチェーン店を運営する会社に所属していました。多店舗出店を進めていくにはその店舗の数だけ店長と同様に食品衛生責任者も必要です。そのため会社から強制的に取るようにというところから始まりました。取得時はちょうど世の中にO-157が発生して騒がれ始めた時だったので、会社としても慎重になってきたことも大きかったと思います。食品衛生責任者は表向き試験はありますが、その前に2日間の講習(調理師免許保持者は別途のカリキュラム)を受けてその内容から講習の終わった後に試験を受けて合格したら資格がもらえるというものです。ですから講習さえしっかり聞いていれば間違いなく取れる資格ではありますが、面倒というかこの資格独特の特徴があります。それは資格自体が都道府県単位(一部エリア限定の場合も)であることです。転勤をして県をまたぐと移転先の講習を再度受けなければいけません。ですから結果として食品衛生責任者を持っていても何県の食品衛生責任者を持っているかが重要になってきます。
やんやん (20代男性) 1999年11月