精神保健福祉士

過去に或る事で自分がもの凄く悩んでいたときに親しい友人に粘り強く相談に乗ってもらった事がありました。その時は本当に助けられ、自分も誰かの力になれたら・・・、それを職業に出来たら・・・という動機が芽生えて資格取得に踏み切りました。私の場合、通信教育で単位を取得して受験資格を得ました。受験勉強は過去問題集を出来るだけこなして「やるだけはやった」と思えるように気持ちを整えました。受験に向けて模試を受けた際に気づいた事は、問題一問に対して何分の時間を割り当てられるか、それを感覚で覚える事がとても重要だったという事です。試験は2回目で合格できました。平成18年に資格を取得できたのですが、2度の受験の際に煩わしかったのが試験地です。私が住んでいる場所は沖縄県でしたが、平成18年当時は試験は沖縄県で行われておらず、試験地に赴くには九州まで飛行機に乗る必要があり、受験日に合わせてチケットやホテルを手配しなければならなかったのです。試験前日に現地入りして翌日受験となると「気持ちに余裕が持てないかも知れない、けれどホテル代も馬鹿にならないし」といった事で思った以上に悩んだ思い出があります。それ以上に印象に残っているのが試験地での孤独(苦笑)です。今となっては我ながら微笑ましい思い出なのですが、受験地にはもちろん「一人で飛行機」で「一人で宿泊」。試験前の不安を共有できる人はもちろん居ませんし誰かと会話を交わす機会もなく、加えて試験日は冬でしたから自分の吐息が白くて寒々とした孤独にはなかなかに辛いものがありました。しかしあの孤独感が合格のためにむしろ良かったのかも知れません。2回目の試験を終えた時には直感で「受かった」というのが分かりました。これはやはり「試験問題慣れ」と「一問ごとの時間配慮」が功を奏したからだと思えます。
ぱけらった (40代男性) 平成18年3月


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