私は高校を卒業して、作業療法士の専門学校(4年制)に入学しました。入学試験は推薦だったこともあり小論文と面接のみでしたが、小論文は初めての経験だった為、本屋さんで小論文の書き方という本を買ったり、試しに書いたものを高校の担任に見てもらったりして勉強しました。無事に合格し、専門学校に入学することができましたが、初めて学ぶ専門的な勉強ばかりで初めから苦労ばかりででした。1年生の時はリハビリテーション概論や作業療法概論といった概論知識の勉強がほとんどでした。2年、3年は専門的な勉強が始まり、精神科作業療法や身体リハビリの作業療法の勉強がどんどん始まりました。また、3週間の臨床評価実習も始まり、日々レポートと向き合う時期があります。4年では2か月×2回の臨床実習が始まります。実習が終わったら卒業試験と卒業論文と並行しながら国家試験の勉強をしていきます。4年生になるとやらなければいけない事が大幅に増え、休みの日も学校に通い、レポートや勉強をする日々で、土日はもちろん、夏休みや冬休み等も学校に通って勉強していました。国家試験の勉強は過去10年分以上の過去問をやったと思います。国家試験は5択の問題なので、問題を解いていると答えをただ覚えてしまうこともありましたが、それでは応用がきかないため、なんでこの答えなのか?という事を説明できるように理解するように努めました。そして、なんとか国家試験に合格し、精神科作業療法士として就職することができました。
よしなべ (20代女性) 平成15年4月〜平成19年3月