歯科医師試験

初めまして、私は過去に歯科医師を目指して勉強をしていましたが、挫折して違う仕事をして生活をしています。なぜ歯科医師を諦めることになったかを書いていきたいと思います。歯学部というと、将来は歯科医師になるための学部です。治療法によっては命に関わる治療もありますので、首から上の人体の構造などを主に学習します。医師となると全身なので、医学部に比べると要求される知識量は若干少ないかもしれません。色々な治療法、病気の名前や特徴、薬の種類などの座学に加えて、歯に入れる詰め物を作る技工作業などもあります。手先が不器用なので、技工の授業は苦手でした。将来的には技工士さんに作って貰えばいいじゃないと思いながら作業をしていました。基本的に学生の間は、座学と技工の授業や試験があります。大学毎に出される歯科医師国家試験の合格率を気にしてか、座学や技工の試験が厳しくなり合格点の引き上げが行われました。その結果、試験に合格出来ず単位を落とす人が随分と増えました。サボっていた・怠けていたせいだろうと思われても仕方ありませんが、6年生の卒業試験(学士試験と呼んでいました)で合格点に届かず、一度留年し自分なりに精一杯努力し、翌年臨んだ卒業試験でしたが、合格点まで2問届かず再度留年が決まり、それを機に学校を辞めて別の仕事を始めました。自分の中で、これは翌年また受けても合格出来そうにないと、心が折れてしまいました。大学に入ってしまえば暫くは遊べると思っている学生諸君に言いたいことは、大学に入学してからも大学受験と同程度には勉強しないと進級出来ず、大学受験以上に勉強しないと卒業、卒業後に控えた歯科医師国家試験に合格することすら難しいのが現実です。私は途中で心が折れてしまいましたが、歯科医師を目指し歯学部を受験する学生さんは、入ってもしっかり勉学に励んで立派な歯科医師になって頂きたいと思います。中途半端な心構えで歯学部に入ってしまうと、私のようにドロップアウトすることになってしまいます。
歯の知識が少しあるおじさん (20代男性) 2007-2013年あたりになるかと思います。


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