旅行業務取扱管理者 旅行業務取扱主任者

18歳の夏に進路を決める際、旅行代理店のエージェントになりたいと心に決め、旅行の専門学校に進学し二年間の在学中に取得しました。その当時はまだ旅行業務取扱主任者という名称ではありましたが今では管理者という名称になっております。取得に際しては本当に苦労しました。まだ10代であったため、甘く見ていたのもあるのですが、やることの多さにびっくりしました。「法令」「約款」実務」「運賃料金」の4部門からなっており、覚えることもさながら理解していないと解けない計算問題が山積みです。一個一個つぶしていくわけですが今まで耳にしたことも目にしたこともないような法律の数々と様々な条件が絡みついた行程の運賃計算等に日々頭を抱えながら、まさに電車の中バスの中空いた時間はとにかく記憶に焼き付けるため必死に勉強しました。時には通学途中の目にする大手旅行代理店の窓口に足を運んでどんな業務をされているのか、駅の緑の窓口に行ってはお仕事風景を見て自分を奮起させていたのを覚えています。ただ、その中でも自分にとって向いていたのは実務の中にある地理、名勝地です。日本地図を見るのが大好きで暇さえあれば北海道から沖縄まで行ったことのない場所の地図を見ては、ここにはこんな山があるんだとかこの川は3県にもまたがって流れていくんだなとか見るもの全てが自分の知識になっていくことにそう時間はかかりませんでした。これこそ趣味の延長の部分なのかもしれませんがそれだけでは済まないのでそれ以外の努力も人一倍した思い出があります。試験は年に一回で、自分はなんとか一回で合格することはできました。やはりポイントを押さえ複数回反復練習を繰り返すことですね。地理に関してはひたすら興味を持って行った気になることで覚えました。人それぞれのやり方はあるかと思いますが国内に関してはこのやり方で私は取得しました。おかげ様でその当時なんとか就職は希望の代理店には就職ができました。まさに業務に直結する仕事に役立つ資格であるといまだに実感しております。
キナコちゃん (10代女性) 平成3年9月


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