私は大学の学部を卒業後、1年で臨床工学技士の受験資格を得られる専門学校に入学しました。当時は就職難で友人にも企業からの内定を頂けないまま大学を卒業した人や、とりあえず就職したという人もいました。その中で私は医療に興味があるという単純な理由ですが、臨床工学技士を目指すという選択をしました。本来3年程度かけて勉強する臨床工学技士の勉強を1年で行うので日々勉強漬けで遊ぶ暇はありませんでしたが、その経験はいざ就職してからも必ず役に立ちます。学校で勉強することは臨床工学技士として最低限知っておかないといけないことで、どの業界でも同じことでしょうが働き始めてからこそ本当に仕事で必要な勉強を始めなければなりません。遊ぶ暇もなく日々勉強してきたのですから資格さえ得られればどこかの病院、クリニック、医療機器メーカーに就職することは難しくありません。収入面でも世間で言われている平均的なお給料は頂けます。夜間の救急対応など忙しい面もありますが、人の命を救う場に立ち会うのは何物にも代えがたい充実感はあります。
Junichi (20代男性) 2012年