臨床工学技士試験

大学院を修了後、某メーカーにて技術職の仕事に就きました。しかし、先行き不安な業界だったので、20代後半になり転職を考えるようになりました。結婚や出産のことを見据えて国家資格の仕事がいいのではないかと考えるようになり、それまで学んだり経験してきた工学系の職種の中で臨床工学技士を選びました。その国家試験を受験するためには、専門学校で学ばなければいけなかったので、29歳の時、専門学校への入学を決めました。それからの3年間は夜間部に通い、昼間は臨床現場で働きました。若くはなかったので、体力的にも学んだことを吸収することに関しても、20代前半のクラスメイトと比べると苦労が多く、人一倍勉強する時間を作って、遊ぶ時間も削って勉強していました。一番苦労したのは暗記科目です。10代や20代前半の時はすぐに覚えられるレベルのことが、全然出来なくて、暗号や関連付け等といった一工夫を加えないと頭に入りませんでした。試験で点数を取ることに苦労はしましたが、勉強をする楽しさは、若い頃より感じていたと思います。国家試験の合格率は決して高くなかったので、合格発表の日に受験番号を見た時は、すごく嬉しくて泣いてしまいました。
ゆうちゃん (30代女性) 2014年3月


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