私は当時、とある漫画家養成学校に通っていました。短大(幼児教育学専攻)を経て、小さな頃からの憧れであったその学校へと進みました。周りは当然、私よりも年下の方ばかり…漫画家へのことは省きますが。漫画を描くうえで”書き文字”(所謂、走ったりした時の効果音ですね)それらを美しく書くことも漫画家として大事なことという事で…レタリングの検定四級を受けることとなりました。受験辞退は任意なので、人数は大変少なかったです。受験場所は学校内の教室。そこで、墨とペン(私は漫画を描くようのものを使いました)そして、正確な線を引くための定規。試験自体は難しいものでもなく、試験勉強も本を見ながらそれらを書き写すといったものです。角を丸く書いたり、線をしっかりとまるで印刷したかのように見えるように書くというのは中々慣れないうちは難しいものですが…美術の授業でも少ししていたこともあり、何なんクリア。試験は二時間程だったと思いますが…終わった人は試験用紙を置いて退出していきました。私もそそくさと終わらせて数日後の合格発表で先生より、検定結果を受け取り合格。小さな証書でした。特に使うことはなかったのですが今も大事な思い出として心に残っています。
ろんろん (30代女性)2008年五月