新採で入社したときに配属されたのが、会計システムを運用する部署でした。ひとりの担当者が開発運用からヘルプデスクまで全ての業務を行っており、私はその後釜として採用されたのです。理系でもなく経済学部でもなかった私にとって、その部署で飛び交う単語すべてがちんぷんかんぷん。そのうちに特に簿記の知識がないと話にならないと気づき、すぐに簿記の勉強を始めました。市販のテキストでも充分理解ができたので、TACの問題集をひたすら解いて独学で勉強しました。会社帰りに1時間ほどの勉強を1ヶ月続けることで、日商簿記3級は合格できました。その後、簿記が分かると業務がスムーズになるということを実感し、日商簿記2級の勉強も始めました。こちらは、会社帰りに2時間の勉強を2ヶ月続け、合格することができました。簿記がわかると単に経理が分かるというだけでなく、企業の骨組みとなる部分が一瞬で把握できるようになるので、本業務以外でも大変役立ちました。とくにプライベートで株式にはまっていた頃には、貸借対照表や損益計算書の見るべきポイントが分かるため、企業の評価判断に便利でした。
konohana (20代女性) 2004年