メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)

子供のころから「医療」の現場に憧れていました。医者、薬剤師、看護師・・・。しかし理数系の科目が苦手でそれらを断念。大学は得意なパソコンを扱う学部へ。4年生からスタートした就職活動で、銀行や商社の一般事務を受けるもどれも「何か自分と違う」と感じていました。そこでたまたま目に付いた「医療事務のパソコンインストラクター募集」の求人。子供の頃憧れ、挫折した「医療を扱う現場」。早速履歴書を送り、筆記、面接見事内定を頂いた物の、勤務地が遠いとのことで入社を断念。その後地元で障がい者の義肢や装具を販売する会社の事務に入社。職場内の人間関係や自分で「医療」を手助けできる仕事ではないと思い退社。しばらく「自分の思う医療」について模索する日々が続き、退社から3か月後接骨院での医療補助のアルバイトを見つけ、働き始めました。患者さんを接する中で、「もっと医療を勉強したい」と思うようになり、大学の就職活動の時に見た「医療事務」の文字。自分の得意とするパソコンで医療に携わることができることに気付きました。知識がないままでは病院の医療事務では仕事はできないのではないか、そういう不安もあり、医療事務講座を開講している教室へ通学することに。知識だけでなくパソコン講座もあったのでそちらも同時に契約。ほぼ毎日通い、家でもテキストと問題集の睨めっこ。筆記試験は、「患者さんの対応」クレームなどのどう対応するか、行動とセリフを記述するものと選択肢から正しいものを選ぶ。少し休憩をはさみ、レセプトを点検。間違えて算定しているものを正しく直していく。レセプト点検はテキストの持ち込みが可能なのでスクールから頂いたテキストと問題集、簡易表など広げられるものを全て机に並べました。その合否がわからないまま次はスクールのパソコン技能試験。カルテをパソコンに打ち込み、最後に印刷し提出しました。なんとか両方に合格し、就職活動を再開。ハローワークで見つけた診療所の求人に募集し、見事内定。そこから7年。今でも同じ職場で働いています。2年事に変わる点数算定に苦労しながら、子供の頃から憧れていた現場で「医療」に携わっています。
まっつん (30代女性) 2010年


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