国家3種・地方初級試験

高校3年の秋、冬の大学受験を目指している中で、学校からの案内で公務員試験というものが受けられると聞いて、興味本位で受験することに決めました。進学校だったので、筆記試験にはそれほど準備は必要なかったのですが、集団面接という、自分が自分を語ることに初めて他人からジャッジを受ける経験があり、大変緊張しました。この時の面接では、なぜ公務員を目指すのかという質問の他に、高校までの学業の中で興味を持ったもの、今後の人生でやってみたいこと・行ってみたい場所についてスピーチをさせられました。当時は、まだ海外へ行った経験がなかったため、アジアの遊牧民族の暮らしに興味を持ち、いつかそれをこの目で見て、世界の人々がどんな価値観を持ち暮らしているのかを知りたい、と答えたところ、合格後に文科省と外務省から声をかけていただきました。結果的には大学進学の道を選びましたが、この経験で、自分の内面をアピールすることで他の人々に自分の存在を知ってもらい、社会の一員として認めてもらえるのだということを学びました。
レインボー (10代女性) 1986年


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