工事担任者試験

業務アプリ開発関連の仕事をしていると、その仕事の一部としてネットワークの敷設工事が伴うことがままあります。以前は、その部分は外注の職人さんに丸投げしていたのですが、昨今の職人不足で工事単価があがり、ペイしなくなってきたため、ネットワークの敷設も自社の人間で行うことになり、一番ネットワーク知識のある私が資格を取得することとしました。一口に工事担任者と言っても、AI種が1〜3種、DD種も1〜3種、さらにAI・DD総合種と7種類もあり、どれを取得すればいいのかもわかりませんでしたが、一番難しいAI・DD総合種を取得すれば、アナログ電話・ISDN・LANなど情報通信工事にかかわるすべての部分をカバーできるため、それにチャレンジすることにしました。一番難しい種だけあって、高校物理レベルの電気・電子回路の問題、アナログ電話の交換網やISDNの知識、光ファイバーの融着方法、工事進捗管理、損益計算など幅広い知識を求められる試験でした。この試験は毎年5月末に行われるため、年明けから少しづつテキストを読み始めたり、過去問を解いたりしながら勉強しました。そのかいもあって、一発合格しました。なお、この資格は監督資格であって、工事にあたっては、電気工事士のように作業する人が必ず持っていないといけないという資格ではなく、その工事を監督する人が所持していないといけない、という資格です。ソフトハウスでネットワークを扱う会社では、だれか一人でもいいので持っておいて損ではない資格かと思います。
alpha_delta (40代男性) 2014年5月


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