高圧ガス製造保安責任者

地下鉄駅の空調設備管理をしていた時の事です。私は現場を3つ持っており31日中30日 働いていました。A駅の担当の者が休暇を取っており、私がA駅のデーターを2週間ぶりに取ったら28℃でした。慌てて本部(K駅)に戻りデーターを全部 見ました。ここ2週間平均30℃でした。K駅の主任に伝えI駅の主任が来ました。K駅の主任とI駅の主任が話し合い「温度サーモ(感知器)だ」と言っておりました。A駅に3人で向かい、温度サーモの修理をしたら冷房が働きました(効きました)。この件で私はA駅の担当でも無いのに怒られました。しかし、この注意が3年後 日本中の電力を守る結果を生みました。某ビルでの出来事です。毎朝1回 交代制でターボ冷凍機の検針をするのですが・・・1週間ぶりに検針を行い、機械室で一服を取りながらデーターを分析しっていました。ん?・・・ある事に気付きました。ある圧力計が1日に0.7kgずつ1週間前から減っていました。普段12kgある圧力が7.6kgでした。大至急 防災センターに戻りターボ冷凍機の緊急停止数値を見ました。緊急停止7.4kg以下!!でした。「所長!!ターボ冷凍機が後3時間で緊急停止します!!!」所長は半信半疑にデーターを見ました。顔色が変わりました。機械室に二人で急行しました。すぐさま圧力計を見て、その他のデーターを見て、配管に手を当て振動を調べていました。「自動制御の神様を早急に呼び出す!!」自動制御の神様と呼ばれる別会社の2名が到着し、修理にかかりました。作業が終わり自動制御の神様が所長に報告したところ、所長が怒鳴りちらしていました。冷房が止まるとスーパーコンピューターが止まり、日本中の電力の監視が目隠し状態になります。しかし、その出来事は終礼でも朝礼でも所長は言いませんでした。何故かは解りました。軍隊で言えばトップシークレットだからです。報酬は心から来る!!それから半年後、高圧ガス製造保安責任者の国家資格に合格しました。
ローラン (20代男性) 平成15年8月


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