気象予報士

平成25年の夏に連続5回の受験でようやく合格しました。試験は学科のマークシートと実際の天気図を解析する実技試験です。まず学科の合格ラインをクリアしないと実技は採点されません。また、学科のみ合格した場合はそのあと2回まで実技のみで受験できます。私の場合、一回目は不合格、二回目に学科のみ合格、三回目と四回目は実技のみチャレンジをするも不合格で、ここで学科合格が無くなり、5回目は学科からまた受験のやり直しでしたが、学科、実技ともに一度に合格ラインを突破し、資格を得ることができました。気象予報士は合格率4%前後の難関資格と言われますが、それは本気の勉強をしないで受ける方が多いからではないでしょうか。それなりの勉強時間を割かないと合格できないことは事実ですが、勉強さえすれば誰でもできる内容であり、理系の試験問題といっても文系出身の方もかなり合格しています。昨今は中学生の合格者も出ています。勉強方法は、参考書を購入して自分で頑張る人、通信教育やスクールに通う人など様々です。私は、学科は独学でしたが、どうしてもクリアできなかった実技の部分だけ通信教育で半年ほどお世話になりました。合格したあとの仕事ですが、弁護士や建築士、薬剤師などのように、なかなか仕事にはつながりません。気象予報士としてそれを仕事にするには、気象会社に就職するか、キャスターとして出演するかなどですが、そういった仕事に就けるのはほんの一握りの人です。私の場合、非常に運がよく現在気象関係の仕事についておりますが、それは地方都市に暮らしていて予報士の人数が少ないからです。気象予報士も東京や大阪など大都市に集まっていて、そこでの気象関係の仕事は競争率が非常に激しいと聞きます。ほとんどの人は気象とは全く関係のない他の仕事をしているペーパー予報士か、定年退職されて時間のある方が趣味で地域の気象を研究しているといった場合が実は大半なのです。ただ、最近は気象災害も多く、まだまだ手探り段階ですが気象庁としては今後、自治体などへ気象予報士を派遣して活動させようという思いもあるようです。気象予報士になれば自分へのスキルアップになること間違いなしですが、まだまだ未開の資格で、この先の展開が期待されるところだと思います。
てんてんてんき (30代女性) 平成23年8月から平成25年10月


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