建築系の大学を卒業し、社会人1年目で建築士2級の資格を取りました。当時仕事は住宅リフォームの営業を担当しており、お客様のところに行ってリフォームの内容を提案するというものでした。リフォームをしようというお客様はご年配の方が多いです。社会人一年目の若輩者ゆえにご自宅に伺い挨拶をするだけで「この人に頼んで大丈夫かな?」という顔をされることもしばしばでした。また、私が女性であるからという理由で信用できないと言われた事もありました。しかし、建築士の資格を取ったとたん、全員とは言いませんが、お客様が私を見る目が変わったのがわかりました。怪訝そうなお客様に名刺を出すと「あら、資格をお持ちなの。信頼できそう」という態度になります。はっきり言って、資格と実務はやはり別物。資格を取ったからといってすぐに仕事ができるわけではありませんが、資格がこんなにも信頼を得るためのツールになるのだと実感しました。資格を持っているからといって偉いわけではありませんが、やはり仕事をしやすくしたいのであれば持っていて損はないと思います。
やまだももこ (20代女性)2013年1月